ギックリ!

窓のカギを開けようと........した瞬間。
それは、衝撃の一撃でした。
忍者から放たれた吹き矢が、
僕の背中に命中。
その先端には、毒が塗られており、
徐々に体を硬直させ、
息さえ出来なくなる.........。
痛みは鋭く、
親不知を抜く際の麻酔注射級の脳直撃。
表現としては、これが1番近い。
時間にして10分。
滝の様に流れる脂汗がやっと引き、
少しずつ体をずらし、
ポケットのスマホを取り出し、
やっとの思いでボタンを押す。
相手はマッサージの先生。
小さな声で状況を説明し、
応急処置の仕方を聞く。
最初のミッション。
「浅い深呼吸」?
難しい表現だったが、
何とか対応する事ができた。
すると、徐々に体に酸素が送り込まれてくる。
「第2ミッション」
「軽い猫背と軽い反りをゆっくり繰り返す」。
続ける事10分.........。
鋭い痛みが、緩和されていく。
更に続ける事20分..........。
足を動かす事が出来てきた。
「第3ミッション」
今度は足のストレッチを始める。
続ける事10分.........。
やっと立ち上がる事が出来た。
最後は、伝家の「ロキソニン」を投与。
その日、僕は何事も無かった様に働き、
誇大な表現で「痛みと苦悩」をみんなに伝えるのでした。
大事な事は、
「頼れる主治医とストレッチ」
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