下北沢 美容室/美容院 STUDIO 4H

暮らし安心

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   先日の土曜日、

リンゴを食べようとスタッフルームに入り、

手を洗おうと蛇口を開けて、そして閉じた。

   水が止まらない。

力を込めても、僅かだが細いストロー位垂れ流しになっている。

かなり微妙なタッチで押したり引いたりして、やっと止まる感じだ。

  しかし、30秒は要する。

1時間後、スタッフルームに入ると先程より水の勢いが増してる。

微妙なタッチはモハヤ完全に通用しくなっており、

プロの力を必要として、ネットで調べ「森末」に来てもらいました。

21時には着くと言いながら、22時到着。

眉毛が「つんく」級、襟足が「ジャンボ」クラス、歯並びは「小藪」みたい。

   年の頃は24歳、この道8年と見た。

    「あ〜これは丸ごと交換ですね」

  「えっ?この部分の交換だけじゃだめなの?」

「これって、使って何年経ちました?8年以上だと全とっかえがいいっすよ」

  ピッタリと8年だったが5年と嘘ぶいた。

    「あ〜じゃぁまだいけるか」

   「料金はいくら位かかりますか?」

「全とっかえだと6万、部品交換だと16000から18000円ッス」

   迷わず部品交換にした。

   彼は少し残念そうだった。

   作業は15分位で終了した。

   「おいくらになりますか?」

「え〜そうっすね18000円ッスね」

すると、スタッフの高儀が「佐々木サン、初回割引3000円ですよ」

    「それって使えますか?」

「だ、大丈夫ですよ、じゃあ見積もりと領収書持ってきますね」

 と言い残し、彼は目の前に止めた車に走り去った。

   10分以上待たされた。

  足早に彼は戻ってきて、ミラクルを起こした。

「そう言えば、土曜料金と深夜料金入れるの忘れてました」

「え〜と、21000円から3000円ひいて18000円ッス」

 後ろめたさもあるせいか、彼は一切目を合わせず話していた。

 そう言えば、待たされた10分の間彼はずっと電話をしていた。

  上司からアドバイスでも貰ったのだろう。

 取り合えず、何も言わずに18000円払い、

    「おつかれさん」と言った。

 彼は、すまなそうにお金を受け取ると、

「こちらこそ、すいませんでした」と言い残し店をあとにした。

彼の気持ちと、上司の計算と、僕のお人好しさと、

 誰が得をして、誰が損をしたかは分からないが、

少なくとも、彼よりは僕の方が寝付きが良かったに違いない。

  誠実な仕事をし続けようと心に誓った。









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