下北沢 美容室/美容院 STUDIO 4H

ひとりごと

先日、近くの角にある大きいカフェで

人生の打ち合わせをしていると、僕の後方3ヤード付近から

男性の大きい話し声が聞こえてきました。

何やら危険な会話だったので、失礼とは思いながら

勇気を出して振り返りこっそりと確認作業をしました。

「あ〜」と声が漏れました。

以前1、2度見かけた事のある男性で、年は30代半ばくらい

オールバックにしたヘアスタイルにガッチリした体系は

一見「竹内力」に見えなくもない。

しかし、へそ辺りまで上げたジーパンはかなり短め、

Tシャツはタックイン、サラリーマン風の黒の革靴。

強烈なファッションに加え、一点を見つめ姿勢よく歩き、

大きい声で何かに取り憑かれた様に喋る姿は、

亀田一家より恐怖を抱かせたのを覚えています。

その時は確か「グリーンベレーに勝つには何が必要か、

まずは己を信じる事、己とはいったい何か、己の先に何がある」

と自問自答し、店の前を3往復くらいしてました。

今回は、広い店内をところ狭しと「俺の内蔵の声を聞いてくれ!

俺のクチビルを良く見てくれ!」

「俺のノドチンコはふるえているか?」と何度も何度も喚いています。

当然、打ち合わせへの集中力は緩慢になり、何度も中断せざるを得ません。

待ち合わせで店内に入ってくるお客様は、立ち止まり、恐る恐る席に着き、

ひそひそと確認作業をし、席を移動して行きます。

店内にいる15、6名のお客様は、次に起る恐怖と戦い平静を装っています。

そんな時、「残念ながら俺はここを立ち去る!」と言い残し

トレーを片手に席を立ちました。  彼が店を立ち去ると、

店内には安堵感と一体感が生まれ、闘い抜いた達成感からか、

みんなの声のトーンが一気に上がった気がしました。

「ひとりごと」の威力を見せつけられた木曜日でした。
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